・減量すると生理は止まる?
・コンテスト当日に生理が被りそうな時はどうする?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
コンテストに初めて挑戦される方は、減量によって生理がどうなるか不安に思うこともあるのではないでしょうか。
よく「女性は体脂肪率が20%を切ると生理が止まる」と言われますが、フィットネス系のコンテストだとそれ以上に体脂肪は減らすことになります。
今回は2年前に初めてコンテストに出場したときの経験をもとに、減量と生理についてお話したいと思います。
また、コンテスト出場にあたり、「コンテストの時に生理が被ったらどうしよう」という不安もあると思うので、それについても回答します!
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この記事は私個人の知識・体験を元に書いています。すべての人に当てはまるとは限りません。コンテスト向けの減量は少なからず体に負担をかけます。婦人科系の持病がある方、生理不順がある方は病院に行って相談をしてください。また、減量中に異常を感じた場合も必ずお医者様へ相談をしてください。
減量すると生理は止まる?
私の場合、生理は普通に来ていた
私はコンテスト初挑戦の年に体重を落としすぎてしまい、最終的に158cmで45kgを切ってしまいましたが、生理は普通に来ていました。
周期の多少の誤差はありますが、特に異常と思うようなことはありませんでした。
私はビキニフィットネスだったので、それ以上の絞りが求められるボディフィットネスやウーマンズフィジーク等だとまた違ってくるかもしれません。
ただ、女性らしい丸みも残さねばならないビキニフィットネスという競技で、生理が止まるほど体を絞ってしまうのは何か違うように私は思います。
無茶な減量は生理不順の原因になる
それでも、減量により生理が止まったり生理不順が引き起こされる可能性はゼロではありません。
色々な人の減量/ダイエットによる生理が止まる/生理不順の経験談を読んでいて、私は以下の3つが主な原因になると考えています。
- 極端な低カロリー
- 極端な脂質カット
- 極度のストレス
極端な低カロリーは、身体の様々な不調を引き起こし生理不順の原因になることはよく知られていると思います。
そして、脂質不足や極度のストレスもホルモンバランスの乱れを引き起こし、生理不順の原因となります。
つまり、この3つを避けた適切な減量をしていれば、生理不順の可能性は低くなると私は考えています。
※ただし、これはビキニフィットネスの減量の話であり、より絞りが求められるカテゴリにおいてはこの通りではないと思います。
ちなみに、この3つのどれかが起きている場合、減量が失敗する可能性がかなり高いです
適切な減量であれば生理が止まる可能性は低い
私の考える、「適切な減量」は以下の4つの要素を満たしたものです。
- 体重を落とすペースに無理がなく
- カロリーを適切に設定し
- 総摂取カロリーの2割の脂質を取り
- ストレスを過度に溜めない
この4つが満たされている減量であれば、生理が止まったり、生理不順になる可能性は低くなると思います。
ただし、婦人科系の持病がある方、もともと生理不順がある方、生理に関連した様々な不調が出ている方(PMSが重い等)はお医者様に相談しつつ減量を進めてください。
▼参考記事
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生理が来ない/不順であることは「当たり前」ではない
もし減量をしていて、生理が来なくなったり生理不順になってしまったら必ず病院へ行ってください。
生理が止まってしまうこと、生理不順であることは、「当たり前」ではありません。
生理の異常は婦人科系の病気の可能性もあります。状態によっては、将来妊娠しにくくなる可能性もあります。
正常に生理がくる状態になるまでに何年もかかったと聞いたこともあります。
フィットネスのために、病気/異常を抱えることになっては本末転倒です。どうか自分の体が健康であることを大切にしてください。
コンテスト当日に生理が被りそうな時はどうする?
ここからは、コンテスト当日に生理が被りそうな場合の対処法について紹介します!
私が色々な選手に話を聞いたり、選手がSNSで発信してくださった内容をまとめると、対処法は以下の2つです。
①ピルで生理日を移動させる
一つ目は、婦人科で「月経移動ピル」を処方してもらう方法です。
生理を早めるor遅らせることで予定日に被らないようにします。
病院にもよりますが、4000円~くらいのところが多いようです。
②タンポン+Tバック用ナプキンを使用する
二つ目は、タンポンとTバック用ナプキンを使用する方法です。
競技用ビキニは面積が狭いため、普通のナプキンだとはみ出てしまいます。
そのため、タンポンとTバック用のナプキンを使用します。
ただし、国内ではTバック用のナプキンはいわゆる「おりものシート」しか存在していないようなので、吸収量には注意が必要です。
ソフィの「シンクロフィット」を併用することで、吸収量を増やすことができます!出血量の少ない日であれば、おりものシート+シンクロフィットの組み合わせでもいけるかもしれません。
どちらの方法にもメリット/デメリットがある
どちらの方法にもメリット/デメリットがあります。しっかり考えて選択してください!
月経移動ピルメリット…当日に出血や漏れを気にしなくて済む。生理に伴う体調不良も回避できる。
デメリット…服用時に副作用が出る可能性がある(吐き気や倦怠感など)
タンポンとTバック用ナプキンメリット…ピルの副作用を回避できる、ピル代がかからない
デメリット…当日出血や漏れが気になってしまうかもしれない。生理痛などの症状がでる可能性もある。
ピルの使用については様々な意見があると思いますし、出血のある状態でステージに立つことに対しての不安もあると思います。
ご自身が何を優先したいのか、何を妥協出来るのかをしっかり見極めて、決めていただければと思います!
まとめ
- 適切な減量をしていれば、ビキニフィットネスにおいては生理が止まったり、生理不順になる可能性は低いと思われる
- 適切な減量とは、「体重を落とすペースに無理がなく」「カロリーを適切に設定し」「総摂取カロリーの2割の脂質を取り」「ストレスを過度に溜めない」を満たす減量方法
- 減量をしていて、生理が来なくなったり生理不順になってしまったら必ず病院へ行く!
- コンテスト当日に生理が被りそうな場合は「月経移動ピルを使う」か「タンポン+Tバック用ナプキン、シンクロフィットを使用する」
▼減量中の生理前の食欲爆発との付き合い方についてはコチラ
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