
・ビギナーズフィットネスってなに?
・出場資格は?
・衣装規定は?
・規定ポーズ、審査基準は?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
2023/2/9にJBBFから新カテゴリの発表がありました!
*初心者向け女子新カテゴリー導入が決定しました。
名称:ビギナーズフィットネス
コスチューム:ブラトップ・ロング丈レギンス・素足
【2023年度 女子競技コスチューム変更点、フィットネス競技審査基準等々の改定】
この女子新カテゴリ「ビギナーズフィットネス」ですが、2023/2/26の東京連盟主催・競技説明会にて詳細の発表がありました。
衣装規定、審査基準、規定ポーズ等が発表されましたので、ご紹介していきます。
写真は、競技説明会で公開された資料を撮影したものです。

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ビギナーズフィットネスとは?
初心者向けの新カテゴリ
ビギナーズフィットネスは、初心者向けのカテゴリです。
大会に出るためのハードルをぐっと下げ、「大会に出てみたい」と思った人が、最初の一歩を踏み出せるように作られています。
今まで、大会に出るには高いハードルがありました。
- 費用面:衣装代が高い。公式ヒールも含めると、ビキニフィットネス・ボディフィットネスは10万、フィットモデルは20万程度。
- 日焼け:心理的に・体質的に日焼けに抵抗がある。そのため、日焼けが必須の大会には出れなかった
- ポージング:12cmのヒールを履いたうえでポージングをするのが難しすぎる
これらの問題を踏まえて、ビギナーズフィットネスでは、次のようにルールが設定されています。
- 衣装はブラトップ、ロングレギンスのみ。普段着ているもので出場可能、ヒールもなし。
- 日焼けは審査に一切影響しない
- ポージングは素足で行う。プレアクションは不要。
ぐっとハードルが下がりましたよね。
まずは大会に出てみたい人にぴったりのカテゴリです。
ビギナーズフィットネスの大会
出場資格は?
ビギナーズフィットネスの出場資格は、
- ブロック以上の大会で過去に入賞(6位以内)経験がない者
になります。
オープン大会の入賞経験は問わないようです。
選手登録・アンチドーピング講習は?
年間選手登録、オープン登録は不要で、大会エントリーのみで出場可能です。
アンチ・ドーピング講習の受講も不要だそうです。
いつ開催される?
ビギナーズフィットネスは、各地方のオープン大会で開催されるという発表がありました。
また、オールジャパンのような上位大会は行わないとのことでした。
どの大会でビギナーズフィットネスが開催されるかは、後日アナウンスがあると思います。
ビギナーズフィットネスの審査基準
審査基準は6つ
ビギナーズフィットネスの審査基準は6つです。
- きれいなアウトライン
- きれいにポーズが取れている
- 姿勢が良い
- 笑顔がチャーミングである
- プレアクションは審査の対象とならない(迅速に次のポーズに入る)
- 肌の色は審査に影響がない
資料には、「トレーニングで健康的にシェイプアップされた体型を評価する」と明記されています。
そのため、痩せすぎはNGになると思われます。また、プレアクションは評価せず、規定ポーズのみで審査が行われます。
ビギナーズフィットネスの衣装規定
衣装はブラトップ&レギンス、素足
ビギナーズフィットネスの衣装はブラトップ&レギンス、素足です。
ただ、ブラトップやレギンスはなんでもいいわけではなく、ルールがあります。
規定に当てはまっているものがあれば、衣装代はゼロ円です!!!!!
ブラトップは無地×背中が見えるもの
ブラトップは無地で背中が見えるデザインが指定されています。
- 色:無地(ベージュ不可)、肩紐と本体の色が違うのはOK
- 形:ホルターネック、Yバックなど背中がしっかり見えるもの
- ロゴ:直径4~5cmまでなら可
背中が隠れる形のデザインはNGです。
レギンスはロング×無地
レギンスはロングで無地のデザインが指定されています。
- 色:無地(ベージュ不可)、同色であればグラデーションもOK
- 形:ロング丈
- ロゴ:直径4~5cmまでなら可
サイドにラインが入っていたり、横ラインのデザインはNGです。
アクセサリーは不可
アクセサリーの着用は不可です。(結婚指輪のみ着用OK)
また、ヘアアクセサリーは髪と同色のゴムとピンのみ使用可能です。
ビギナーズフィットネスの大会進行と規定ポーズ
進行はおおむねビキニフィットネスと同じ
ビギナーズフィットネスの大会の進行は、おおむねビキニフィットネスと同じです。
ピックアップラウンド- クォーターターン
しかし、ビキニフィットネスと大きく違う点があります。それは、プレアクションをやらないことです。
プレアクションは審査の対象外です。ポーズ間はつなぎのアクションはせず、迅速に次のポーズを取ることが求められています。
※12名以下の場合行わない
ラウンド1(予選)- クォーターターン
ビキニフィットネスと同様、順位付けが行われます。
ラウンド2(決勝)ラウンド2では、ビギナーズフィットネス独自の規定ポーズで審査が行われます。
- フロントクロスポーズ
- バックオープンポーズ(※注)
- フリーポーズ
※資料内ではバックリラックスポーズと記載されているものがありますが、バックオープンポーズが正と思われます
ビギナーズフィットネス独自の規定ポーズ
ビギナーズフィットネスでは、決勝ラウンドで独自の規定ポーズがあります。
ボディフィットネスのウェイティングポーズ(=舞台後方で待機しているときのポーズ)が近いです。
フロントポーズから片脚を前にクロスさせ、両方の手を腰に添えます。
バックオープンポーズバックポーズから、流している手を腰に添えます。
フリーポーズ自分をアピールするポーズを取ります。
フロント・サイド向きならなんでもOKです。(後ろ向きは不可)
競技説明会では、自分が次に行きたいカテゴリに寄せたポーズをしてはどうか?というお話がありました。
規定ポーズのNG例
ビギナーズフィットネスでは、審査基準に「きれいにポーズを取れていること」というものがあります。
そのため、規定ポーズはしっかり美しく取れるようにならないといけません。
競技説明会ではNG例も紹介されていました。NG例も、ビキニフィットネスはじめ他カテゴリと同じです。
フロントポーズのNG例- 片足重心になっていない(仁王立ちしている)→重心は片足に乗せましょう
- 流す手を横に伸ばしている→床に向かって自然に伸ばしましょう
- 上体が前傾・後傾している→上体は引き上げて、軸がずれないように
- 腰に添える手の位置が高すぎる→おへその高さで添えるのが目安です
- 両足の間に隙間が空いている→前から見たときに1本に見えるように揃えましょう
- 肩甲骨が寄っている→肩甲骨は開きましょう
- 流す手を横に伸ばしている→床に向かって自然に伸ばしましょう
- 流す足の膝が曲がってガニ股→自然に流しましょう
- 片足重心になっていない(仁王立ちしている)→重心は片足に乗せましょう
まとめ
JBBFでは2023年度から新カテゴリ「ビギナーズフィットネス」が始まります。
- 大会初心者に向けた入門カテゴリ
- 選手登録や講習会受講は不要、大会エントリーのみで出場可
- 各地方のオープン大会で行われ、オールジャパンのような上位大会はなし
- カテゴリの基準は「トレーニングで健康的にシェイプアップされた体型」
- 衣装はブラトップ&ロングレギンス、素足
- 日焼け・プレアクションは審査の対象外
- 規定ポーズは、ビキニフィットネスと同じクォーターターン+独自の3ポーズ
大会出場を通して、得られる学びはとても多いです。「やってみたい!」「挑戦したい!」と思った人が、一歩を踏み足せるカテゴリに育ってくれたら、私は嬉しいです。
