
・衣装トラブルってどんなものがある?
・対策/対処方法は?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
JBBFは2023年のメインシーズンが終わりました。今年もシーズン中に様々な衣装トラブルを見かけました。
今回は、フィットモデルカテゴリにおいて、今年発生した衣装トラブルと、その対策をご紹介します。
お手持ちの衣装の事前対策だけでなく、来年の衣装を買う参考にしてくださいね。

衣装トラブル ドレス編
スカートが透ける素材で衣装NG
このパターンは複数回見かけました。対処が大変なこともあり、精神的にもダメージが大きいケースです。
本年度から、透ける素材をスカート部分に使用することがNGになりました。そのため、昨年度着用して問題がなかったドレスが2023年はNGになるケースが見受けられました。
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私が見た限りでは、スパンコール生地のドレスで、スカート部分に透け感が見られる場合、裏地をつけるように指示されていました。※膝下の透けはOK
(裏地をつけないと、そのドレスでステージに上がることはできません)
裏地にできそうな布を事前に持っている人はほぼいないため、素材をどう手に入れるか、どう縫うかなど、精神的な負担がかかります。
対策- スパンコール素材・透ける素材を使用したドレスは買い替えるか、裏地を事前に作って持っていきましょう。
スリットの深さで衣装NG
衣装規定にある、「動作中に股関節が見えない深さであること」に引っかかりNGになる事例です。
こちらも今期から追記された項目になります。
スリット部分が深いと、ドレスを翻した際に動作中に下着が見えてしまうことがあります。
オールジャパンではこちらの指摘を受けていた人が多かったようです。
対策- 当日は裁縫道具を持っていき、指摘を受けたら縫い留める
- ドレスを翻した際に下着が見えないポージングにする
ファスナーが破損してしまう
これも致命傷になりかねないトラブルです。そして、9/3の千葉オープン大会のとき、私に実際に起きたトラブルです。
私の場合は、ちょうど真ん中くらいでファスナーが壊れ、上半分しか動かせない状態になりました。
ドレスのファスナーこわれた!あがらないしおろせない!どうしよう
— ゆりか (@Yurika_fitness) September 3, 2023
そのため、下半分のファスナーを閉じた状態で固定し、被りでドレスを脱ぎ着しました。ドレスがギリギリ被りで着れる状態で本当に良かったです。
対策ドレスに使われているコンシールファスナーは破損しやすいです。
そのため、次のような症状が見られる場合は、早めにお直し屋さんに相談することをおすすめします。
- ファスナーがよく噛む
- ファスナーと生地の間にほつれが見られる
どうしても当日破損してしまった場合は、以下の方法を検討してください。
- ドレスを着た状態で、安全ピンで止める
- ドレスを着た状態で、縫ってしまう(最終手段)
生地のほつれ・破れ
衣装NGにはなりませんが、生地のほつれ・破れも見かけました。主にサテン生地とラメ生地です。
▼ラメ生地のドレス
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サテンやラメ生地は引っ掛けてしまうとすぐに傷がつきます。生地の特性上おきてしまうものなので、対策はほぼありません。
ベルベット素材は比較的破損しにくいので、耐久性を考えてベルベットを選ぶのもありだと思います。
クリアストラップの破損
バンドゥタイプのドレスに付属する、透明なビニールストラップが破損してしまうケースです。
衣装規定では「肩ひもなしは不可」とされているので、対策をしておく必要があります。
▼バンドゥタイプのドレス
対策
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- 予備のストラップを持っていく
- ステージ上でストラップが切れた場合でも事故にならないように対策しておく
衣装トラブル モノキニ編
お尻の布面積が足りず衣装NG
衣装規定では、モノキニのお尻側の布は「1/2以上を覆うこと」とされています。
明らかに1/2に満たない場合は、布を足す等の修正を指示されます。今年はあまり見ませんでしたが、例年必ず該当者がいる印象です。
対策- 当て布を持っていく
- 可能であれば、審査員資格を持つ人に事前に確認してもらう
まとめ
今年見かけたフィットモデルのトラブルは次の通り。出来るものは事前に対策をしておきましょう!
- ドレスのスカートが透ける素材で衣装NG
- ドレスのスリットの深さで衣装NG
- ファスナー破損
- 生地の破損
- バンドゥタイプのドレスのクリアストラップの破損
- モノキニのお尻の布面積が足りず衣装NG
