・コンテストにショートヘアで出たい!ロングじゃなきゃダメ?
・ミディアム/セミロングってどうなの?
・なんでみんなロングなの?
・コンテストってまとめ髪はNG?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
女子フィットネス選手にとって、髪型の選択はとても重要です。
なぜなら、フィットネスカテゴリの審査は「トータルパッケージで」行われるためです。
つまり、自分に似合っていて、センスが良いという必要があります。
ただ、実際に大会を見てみると、ロングで巻いて下ろすorストレートの選手が大半です。
それ以外の髪型=ショート、セミロング、まとめ髪にしてはいけないのか…?と思われるかもしれませんが、ルール上はどんな髪型でも問題ありません。
ではなぜロングの選手が多いのか?セミロング・ショート・まとめ髪だと何が問題なのか?
それぞれ詳しく見ていきましょう!また、そのヘアスタイルの選手たちの画像も探してみたので、一緒に確認していきましょう!
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ロングでなければいけないのか?
結論「エレガントでフェミニン」かつ「似合っていれば」OK
フィットネスカテゴリ(ボディフィットネス/ビキニフィットネス/フィットモデル)のルールに髪の長さ・髪型の規定はありません。
では自由でなんでも良いのかというとそうではなく、カテゴリの原則である「女性らしさ」を表現する必要があります。
また、フィットネスカテゴリにおいては「トータルパッケージで美しく、センスが良い」ことが大切なので、自分に似合っているかどうかも大切です。
つまり、
- (トータルで)男性的、もしくはスポーティーすぎるものはNG
- どんな長さでも(ロングでも)美しくなかったり、その人に似合っていないものはNG
ということになります。
審査員の目線で考える
また、審査員の目線で考えることはとても大切だと私は考えています。
自分が「美しく、センスが良いと思うヘアスタイル」が審査員にとっても同じとは限りません。
審査員の年齢・性別などを踏まえた上で、その方々に自分のヘアスタイルが美しいと思ってもらえるか、必ず考えましょう。
なぜロングの選手が多いのか?
ロングの選手が多いのは「髪の美しさが女性らしさの表現の一つだから」だと私は考えています。
- 一昔前のヘアケア商材のTVCMのように、艶のある長い髪は女性の美しさを印象付ける
- バックポーズに入る前の髪を寄せる仕草が女性らしい表現である
ロングでなければダメというわけではなく、それ以外の髪型でも十分に女性らしさを表現することは出来ると私は思います。
ただ、ロングヘアの方が女性らしさを構成する「要素」が一つ足されるイメージです。
要素はただ足せばいいというものではなく、仮にロングであったとしてもボサボサ・パサパサの美しくない髪では逆にマイナス要因になる可能性があります。
ミディアム・セミロングはどうか?
ミディアム(肩上~鎖骨まで)やセミロング(胸上まで)については、競技的にオススメしません。
なぜなら
- ミディアムの場合は、バックポーズで髪を寄せることが出来ない上に首~肩のラインが隠れてしまう
- セミロングの場合は、バックポーズで髪を寄せる際に安定せず、背中に髪を残してしまうことがある
ためです。
バックポーズの審査のためには、首~肩のラインをはっきりと見せる必要があります。
また、背中側に髪が残ってしまうと、審査の邪魔になりますし、見栄えも非常に悪いです。
なにより、髪を寄せるのに失敗すると、自分がとにかく焦ります。焦りは他のパフォーマンスにも影響します。
肩にかからない短さにするか、ロング(胸より長い)にした方が安定するのでオススメです。
まとめ髪はどうか?
規定は自由なので、まとめ髪もOKです。
パターンとして一番多いのはポニーテールですが、ポニーテールは「スポーティー」なイメージが強いため、ビキニフィットネス/フィットモデルでは取り入れ方に注意が必要です。
逆に、ボディフィットネスにおいては「スポーティー」なイメージがプラスに働くこともあります。
ショートヘアーの選手を探してみた!
※ここでは肩上までの長さの髪型をざっくりショートと呼んでいます
独断と偏見による「ショートヘアが似合う人」
私の独断と偏見による、「ショートヘアが似合う人」は以下の通りです。
- 若い世代よりもミセス世代。
- ミセス世代×ショートは知性や優美さ、優雅さ(graceful)に仕上がるパターンも多い。
- 若い世代なら「自分の色が強くビジュアルに出ている人」
あと、肩が丸く大きいとヘアスタイルとバランスが取りやすい…気がします。
特にミセス世代は髪のボリュームが出づらい場合があり、ロングだとあまり美しく見せられない場合もあると思います。
ショートがお似合いになる方もいらっしゃると思うので、ぜひ一度検討していただきたいです。
コンテスト向けショートヘアのバリエーション
さらに独断と偏見によるショートヘアのバリエーションはこんな感じ!
- 優美さ・フェミニンさを前面に出すならマリリン・モンローのようなウェーブヘア
- モードさ・スタイリッシュさを出すなら耳掛けストレート
- キュートでエネルギッシュなイメージならショートボブ
ミセス世代になると、トップにボリュームがあるショートヘアがお似合いになる方もいらっしゃると思います。
共通して気を付けなければいけないことは、「エレガントでフェミニン」な仕上がりにすることです。
ボーイッシュであったり、スポーティーすぎるのはNGです。
ショートヘアーの選手たち!
ではここから、ショートの選手たちをご紹介していきます。
▼耳掛けストレート。
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▼ショートでオールバック!ボーイッシュな要素が多いのにトータルで見てエレガントな超絶技巧。
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▼同じ選手のドレスver.
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▼ストレートスタイル。前髪を大きく立ち上げています。
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▼同じ方のドレスver. 左右の髪のボリューム・毛先のアシンメトリー感がおしゃれです
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▼1枚目左から2番目の方のような髪型がお似合いになるのはミセス世代の特権だと思います。
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▼エレガントなウェーブヘア
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▼同じ方の引きver.
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▼前髪の一部だけウェーブ
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▼前下がりなので、バックポーズに影響がでないパターン
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▼キュートなイメージ。ただ、バックポーズで首~肩に少し被っているのがちょっと危ないかも…?
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▼髪型だけならかなりボーイッシュなパターン。
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▼ストレートヘアとストレートに落ちるピアスの組み合わせがとても良い
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▼日本の選手でショートカットといえば永江選手!
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▼永江選手ドレスver.
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▼東京選手権2021の斉野選手も素敵でした!
⇒ VIT UP!「8/21(土)開催 第56回東京ボディビル選手権」
まとめ髪の選手を探してみた!
コンテスト向けまとめ髪のバリエーション
国内で私は見たことがあるのはポニーテールのみですが、海外選手も調べてみると、「ハーフアップ」「玉ねぎヘア」「お団子」とかなりバリエーションがありました。
まとめ髪の選手たち
▼定番:ポニーテール
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▼お団子ヘア。おくれ毛が色っぽい。お団子部分はウィッグ?
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▼玉ねぎヘアー
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▼同じ選手。前髪がフィンガーウェーブになり、ストレートポニテに。
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▼同じ選手。前髪はフィンガーウェーブのまま、ポニテがお団子に。
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▼まとめ髪ではないかもしれませんが、上半分を後ろで留めていそうな雰囲気
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▼ハーフアップお団子
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▼上半分をまとめているパターン
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▼ハーフアップでパイナップルヘアー
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▼同じ選手
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▼低い位置でまとめ髪。髪飾りが映えている。
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▼個性派
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まとめ
Q. 大会に出るのに、髪はロングでなければいけないのか?
A. 結論「エレガントでフェミニン」かつ「似合っていれば」髪の長さはなんでもOK
- (トータルで)男性的、もしくはスポーティーすぎるものはNG
- どんな長さでも(ロングでも)美しくなかったり、その人に似合っていないものはNG
- ロングの選手が多いのは「長く艶のある髪=女性らしさの表現の一つだから」
- 審査員から見てどう見えるか?も必ず考慮する!