・生理が重くてトレーニングに支障が出てしまう、ピルで解決できる?
・PMSでイライラする。過食衝動で減量が辛い、ピルで解決できる?
・低用量ピルって太る?
・低用量ピルの副作用は?
・低用量ピルってどのくらいお金がかかるの?
こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
生理が重くて辛い、PMSや過食衝動が辛い、など生理に関わる問題を抱える女性は多いですよね。
フィットネス系競技に取り組まれる方の中には、生理のせいでトレーニングが出来なかったり、減量中の過食衝動でストレスが溜まる、など競技生活に支障が出るケースもあると思います。
それらの解決策としてベストなことは「低用量ピルの服用」ですが、「怖い」「太ると聞いたから飲みたくない」と思われる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にピルを服用している私が「飲む前/飲み始めてからの変化」「副作用」「競技者としてのメリット/デメリット」「費用」を紹介したいと思います。
私は出血量の減少や体調不良期間が短くなったこと、メンタルが以前より安定したことから飲み始めて良かったと思っています。競技者として見てもメリットはたくさんあります。
生理が辛くて悩む人が、ピルを飲むか、飲まないか、その判断をする参考になれば嬉しいです。
この記事の内容はあくまで私の経験談です。ピルを始めたいときは、病院へ行き、婦人科の先生に必ず相談をしてください。
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生理関連の体調不良、PMSはピルで解決できる?
私の場合「完全解決」はしていないけど「大きく改善」しました!
生理関連の体調不良に関して、私の場合は「完全解決」ではありませんが「大きく改善」しました。
ピルを服用していても、出血の時期は存在します。その時に多少体調が悪くなることはありますが、日常生活にほぼ支障はないレベルです。
PMSのイライラもなくなって、精神的にも安定して過ごせるようになりました。
私は飲み始めて良かったと思っています。
ピルの仕組みや副作用を理解した上で、判断をして欲しい
私もピルについて調べ、飲み始めるまでは「ピルは怖い」「お金がかかる」というイメージを持ち、敬遠していました。
ただ、20代後半になるとPMSや生理痛が徐々に酷くなり、日常生活に支障が出てきたため、ピルについて調べ、服用するという判断をしました。
「体の自然な機能を薬で変化させることに抵抗がある」気持ちはよくわかります。
ただ、「では毎月日常生活に支障が出て、不快な思いをし続けていいのか?」と言うと、それも違うと思います。
ピルはNGだけど、痛み止めはたくさん服用します!というのも少し変な感じがします。
ピルの仕組みや副作用を理解した上で、自分のメリット・デメリットを整理し、服用を判断して欲しいと思います。
飲む前と飲み始めてからの変化
ピル服用前と、服用後の変化はこのような感じです。
服用前・生理1~2日目は出血が多く、吐き気があることもある。
・出血量が多すぎて服や寝具を汚してしまう。
・体調が悪かったり、出血が気になってトレーニング出来ないときがある。
・排卵日と生理1~2日目の眠気が異常。会議中でも寝落ち寸前。
・排卵日はとにかく目が乾燥して、コンタクトが辛い。
・20歳後半になってから、年々PMSが酷くなっていた。
・PMSの症状は、情緒不安定(落ち込み)、イライラからの過食(特にスナック、揚げ物に走る)
朝起きて汚れた服や寝具を洗う悲しさって言葉に出来ないですよね……朝からへこみます……。
服用後・出血量が格段に減った。
・服や寝具を汚すこともなくなった。
・体調不良はほぼ出血初日のみ。トレーニングに行けなくなるほどではない。
・排卵日の体調不良がなくなった。(眠気、目の乾燥)
・PMSの症状が改善し、メンタルが安定した。(イライラ、過食もなくなった)
私は生理時期の悩みよりも、排卵日の体調不良・生理前のPMSがきつかったのですが、それらがかなり改善されました!
低用量ピルって太る?
PMS→イライラ→過食!がなくなったのでむしろ太りづらい
これは私の経験ですが、ピルを服用する前は、PMS→イライラ→ジャンクなものが食べたい!になることが多く、
ポテチ(しかも大袋)や揚げ物を食べることもありました。
1日食べたくらいでそこまで太るわけではないと思いますが、それでも食べすぎにメリットはありません。
また、食べてしまった自分に自己嫌悪して落ち込むこともありました。
ピルを服用している今は、イライラすることも過食に走ることもないので、いつもと変わらない食事で過ごせています。
食べ過ぎで自己嫌悪することもないので、精神的にはとても安定しました。
逆に、PMSで食欲不振になるタイプの方は食欲が正常に戻る可能性があります。食べる量は増えるかもしれませんが、本来はそれが正常であり、食欲不振の状態がおかしいということを念頭に置いて、ご判断いただければと思います。
低用量ピルの副作用は?
最初の二か月は「吐き気」「倦怠感」がありました
低用量ピルの飲み始めは副作用があります。
副作用の出方は人それぞれですが、「吐き気」「むくみ」「倦怠感」などの症状が出るようです。
低用量ピルはとても簡単に言うと「体が妊娠状態にあると錯覚させる」仕組みを持つので、飲み初めに妊娠初期の「つわり」のような症状が出るのは自然です。
私も最初の二か月は副作用があり、主に「吐き気」が気になりました。
・普段だったら酔わないような少量のお酒で翌日夕方まで気持ち悪い
・気持ち悪さで何も食べられず、やっとの思いで桃を1つ食べたら再びダウン
・普段と同じものしか食べていないのに胃がむかむかする…
などなど…。飲み始めたのが夏だったので、夏バテかと思いましたが、今思えば副作用ですね。
日常生活にとても支障がでる!というレベルではなく、二か月くらい経つ頃には副作用はなくなりました。
競技者としてのメリット/デメリット
メリットは3つ!
私はビキニフィットネスという競技をやっていますが、競技者としてのメリットは3つあると思います。
- トレーニングをお休みしなくて済む
- PMSによるイライラや過食がない
- 出血期間をコントロールできる
まず、体調不良の期間が減ることで、トレーニングをお休みすることが少なくなります。
出血量も減るので、出血が気になってトレーニングに集中できない…ということもなくなります。
2つ目は、PMSの症状が改善することです。
イライラして過食に走る、イライラで集中できない、情緒不安定になることが減るので、減量やトレーニングへ支障が出にくいです。
3つ目は、出血の日程をコントロールできることです。
この方法は婦人科の先生と必ず相談をしてからやってほしいのですが、ピルの種類によっては一定条件下で出血日を移動させる方法があります。
これにより、コンテストの日に出血することがないように調整できます。
デメリットは飲み始めの副作用
逆に、私がデメリットだと思うことは飲み始めの副作用です。
飲み始めるタイミングは競技のタイミングを考慮して決めるのが良いと思います。(オフに入ってからすぐ、など)
1~2ヵ月は吐き気や倦怠感が出ることがあるため、トレーニングや減量に支障が出る場合があります。
副作用のある期間を乗り越えれば、特に問題なく過ごせます◎
2023/5/14追記おそらく、ですが、私の場合はピルの影響により減量に影響が出ている可能性があります。
- むくみやすい
- 女性ホルモンが更に強化され、除脂肪しにくい
ただ、ピルを飲んでいても問題ない人もいるので、個人の体質との相性によるものと考えられます。
自分はピルなしだと日常生活に支障が出るので、このまま服用を続けます。
低用量ピルってどのくらいお金がかかるの?
年間で約4万円
私の場合、低用量ピルと関連費用で年間約4万円かかっています。
内訳
・ピル1シート(28日分)約2,000円×12シート=24,000円
・診察料、血液検査(年2回)、内診・がん検診(年1回)=16,000円くらい
正直、安くはありません。
ただ、生理に関連する不調やPMSの辛さを解消出来、競技生活に対してのメリットも大きいので、必要な出費だと捉えています。
まとめ
- 生理痛やPMSの症状は低用量ピルの服用で改善させることが出来る
- ピルの服用でPMSのイライラが改善されたので、過食に走ることがなくなった=太る原因がなくなった
- 飲み始めの1~2ヵ月は吐き気、倦怠感などの副作用があった
- 競技者としては、「体調不良を理由にトレーニングを休むことが少なくなった」「PMSによるイライラ・過食がない」「出血期間をコントロールできる」のがメリット
- 競技者がピルを飲み始めるときは、最初の副作用期間を競技に影響がない期間に設定するのがオススメ
- 私の場合、費用は年間4万円くらい