毎年トレンドが変わっていくフィットモデルの衣装ですが、今年も各ブランドからたくさんの新作が発表されました。
今年は特に新マテリアル(生地)・新しい装飾デザインが多く、トレンドが大きく変化するとともに、選手側の選択肢も増えています。
今回は、2022年の国内・海外の大会で見られた主なマテリアル・主な装飾デザインをまとめました。
この記事を読めば、現在の生地・装飾デザインのトレンドがわかります!
ぜひ衣装選びの参考にしてくださいね!
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フィットモデルのドレス生地は4種類!
まずはイブニングドレスの生地です。
今年の大会で着用されていた生地は主に4種類でした。
1)スパンコール
まずは、スパンコール生地です。
日本でフィットモデルが始まったとき、世界大会の主流もスパンコールドレスでした。
ただ、次にご紹介するベルベット生地の登場により、トレンドとしては下火になっています。
メリット- 他の素材に比べると比較的安価
- 光を跳ね返す素材なので、明るく輝いて見える
- JBBFの公式サンダルのバックルが引っかかる(→ミュールタイプを使いましょう!)
- トレンドとしては下火
また、スパンコール生地には大きく分けて2種類あります。
- 平面的なスパンコール生地
「面」で光る素材です。美しいグラデーションを作ることができます。
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- リブ生地にスパンコールを縫い付けたもの
伸縮性に富み、またフィットモデル用のドレスの中では最も安価です。
ラインストーン装飾をする場合もあります。(その場合、価格は上がります)
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2)ベルベット
次に、ベルベット素材です。国内大会ではスパンコール生地と半々~やや多いくらいの割合だと思います。
伸縮性のある起毛生地で、光を反射する素材ではありません。
ラインストーンで装飾をします。
メリット- エレガントな雰囲気を出しやすい
- 装飾のバリエーションが多い
- ダークカラーのドレスだと照明・背景幕によっては沈んでしまう
- 個人的な印象では、ミセス世代は似合わせが難しい(→光る素材がオススメです!)
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3)サテン
2021年末に登場した新マテリアルです。
ラインストーンやパールで装飾をして着用します。
メリット- ボディラインを美しく見せることが出来る
- 裾の翻りが美しく、軽やかかつ華やかな印象
- 素材のグレードによって見た目が大きく変わると推測される(質の低い生地だと安っぽくなる)
- 傷など扱いに注意が必要
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4)ラメ生地
2022年にBohemica Bikini Salonから発表された新マテリアルです。
生地にラメが入っており、そのラメがキラキラ輝きます。
現物を見たことがないため、メリット・デメリットは不明です。
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今年の傾向
今年の国内大会ではスパンコール・ベルベットがほとんどでした。
ただし、世界大会ではスパンコールの着用者は少なく、サテンの割合が増えています。
来年の国内大会では、スパンコールの着用者は大きく減り、ベルベットとサテンが大半を占めることになると推測しています。
モノキニの生地は2種類!
続いてはモノキニです!生地は2種類あります。
1)ベルベット
現在の主流はベルベット素材です。
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2)サテン
今年から、サテン素材のモノキニも見かけるようになりました。
今年の傾向
私が見た限りでは、国内大会の出場者は全てベルベット素材のモノキニを着用していました。
ただ、色やデザインなどで他の人との違いを作っているように感じました。
来年も国内大会ではベルベット素材が主流になると推測しています。
装飾デザインは5種類!
次に、装飾デザインの代表的なパターンをご紹介していきます!
1)ベーシックなラインストーン
まずは、ベーシックなラインストーン装飾です。
ラインストーンの色の組み合わせや、ストーンを貼る位置なとで印象が変わります。
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2)大粒ビジュー
今年のトレンドの1つは大粒のビジューを混ぜたデザインでした。
ただ、個人的には、日本人は似合う人/似合わない人が分かれるデザインだと思います。
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3)切り替えデザイン
SV Bikiniが発表したデザインです。
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4)パール装飾
SV Bikiniはパールで装飾されたサテンドレスを発表しています。
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5)スリット装飾の複雑化
また、スリット部分への装飾を華やかにしたデザインも見受けられるようになりました。
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生地や装飾、どう選ぶ?
トレンドも大事、自分に似合うことはもっと大事
ここまで、様々なトレンドを紹介してきました。
ただ、フィットモデルという競技においては、トレンドも大切ですが、「自分に似合うこと、自分の魅力が引き立つこと」がもっと大切だと私は考えています。
なぜなら、「トータルパッケージ」で評価されるからです。
そのため、衣装を購入する前に、自分に似合うかどうかをしっかり考えましょう!
合成写真を作ろう
衣装を選ぶ際に、私がやっていることは「合成写真を作ること」です。
衣装や衣装を着ている選手と、自分の顔の写真を合成し、しっくりくるかどうかを確かめます。
※自分の顔写真はコンテスト用のヘアメイクをしている状態が望ましいです。
少しでも違和感がある場合は、その衣装は選ばないようにしています。
まとめ
- イブニングドレスの生地は「スパンコール」「ベルベット」「サテン」「ラメ」の4種類
- モノキニの生地は「ベルベット」「サテン」の2種類
- 各ブランドから新しい装飾デザインが発表され、選択肢が増えている
- その生地や装飾が自分に似合うかどうかを確かめるには「衣装画像と自分の顔写真の合成写真の作成」がオススメ